映画に感謝を捧ぐ! 「フォー・ウェディング」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマイク・ニューウェル監督の「フォー・ウェディング」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 

 結婚式場から始まった奇妙な恋のゆくえを描いた本作は

 愛と皮肉に彩られた恋愛喜劇であります。

 結婚式を舞台にしたドタバタ喜劇から

 ひねりの利いたラブ・ストーリーへと向かう物語と

 ラブコメディの王道と英国文化が融合によって生を受けたキャラクターが一体となる光景は

 私に「恋愛劇の王道と滑稽劇の醍醐味」が程よく調和することによって生じる化学反応を

 体感する時間をもたらしました。

 (作品内に登場する「結婚式」の華やかさと七変化ぶりが

 他の恋愛映画とは一味違う「楽しさ」をもたらしている点も見逃せません。)

 まさに「ドタバタ・コメディ入り恋愛論」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 恋愛映画の方程式を巧みにずらすテクニックと

 多彩な登場人物に「それぞれの人生」を与えるバランス感覚によって

 人生・男女関係の光と闇をユーモア精神を失うことなく描ききった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。