映画に感謝を捧ぐ! 「監獄ロック」

映画感謝人GHMです。

 今回はリチャード・ソープ監督の「監獄ロック」に

 感謝を捧げようと思います。

 ネッド・ヤングの原作をもとにして作られた本作は

 軽やかにして教訓的なアイドル映画であります。

 「挿入曲を聞かせるためにストーリーを進行させる」作劇法に沿って

 作られているにもかかわらず

 「ショービジネスの光と闇」・「成功がもたらす人間性の喪失」

 「逆境による人間性の再生」を描ききるという

 驚異的なバランス感覚は

 私に「アイドル映画&音楽映画の持つ可能性」を目の当たりにする機会を

 もたらしました。

 (感動誘発描写をスピーディに行うことによって

 「退屈な時間」の発生を抑制している点も見逃せません。)

 まさに「実話系映画とMTVの持ち味を兼ね備えた」作品であると言えるでしょう。

E・プレスリーの魅力とサクセス・ストーリーの魅力が程よく調和した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。