映画に感謝を捧ぐ! 「ルーキー(1990年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はクリント・イーストウッド監督・主演の「ルーキー(1990年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 自動車窃盗団に立ち向かう刑事コンビの運命を描いた本作は

 勧善懲悪の爽快感と凶暴な笑いに満ちた刑事映画であります。

 刑事映画と西部劇を混ぜ合わせたかのようなストーリー

 (C・イーストウッド氏の個性に合わせて物語が進んでいくような感覚を覚えました。)

 乗り物・銃・肉体の限りを尽くしたアクション・シーンが生み出す迫力とユーモア

 (アクションとしての迫力と変態的ムードが程よく調和している点も印象的です。)

 他のアクション映画とは一味違う「粋な音楽」が一堂に会する光景は

 私に「切れ味鋭いアクションが笑い所に転化していく」光景と

 「活劇的見せ場を後輩に譲る」C・イーストウッド氏の大物ぶりを

 堪能する時間をもたらしました。

 (穏健な好青年から凶暴な男へと変化していく若手刑事の姿を通じて

 C・シーンの人生を暗示している?点も見逃せません。)

 本作こそ「60~80年代におけるC・イーストウッド監督・主演作の総決算」と

 呼びたくなるアクション映画であると言えるでしょう。

 「前半のやりとりを後半に生かす」作劇法の妙と

 多種多様なアクションを見せてくれるサービス精神が心地良い本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。