映画に感謝を捧ぐ! 「ペギー・スーの結婚」

 映画感謝人GHMです。

 今回はフランシス・フォード・コッポラ監督の「ペギー・スーの結婚」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 同窓会の夜に起きたアクシデントによって

 25年前にタイムスリップした女性「ペギー・スー」の

 運命を描いた本作は

 映画全体を覆う「ムードへのこだわり」が心地良い恋愛ファンタジー映画であります。

 1990年代以降の恋愛ゲームを先取りしたかのようなストーリー展開

 少女漫画的なムードを持った作品世界

 懐メロ感漂う音楽が一体となって

 「SFとは異なる魅力を持った時間旅行」へと誘う光景は

 私に「懐かしさ」と「先見性に対する驚き」を体感する時間をもたらしました。

 まさに「古風にして未来的な恋愛映画」と呼びたくなる

 作品であると言えるでしょう。

 25年の時を演じ分けるという難題に挑んだ俳優&女優陣と

 1960年の空気を再現することに挑戦したスタッフ陣の勇気と技術力が

 物語の強引さを打ち消すほどの輝きを生み出した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。