映画に感謝を捧ぐ!「クン・パオ!燃えよ鉄拳」

映画感謝人GHMです。

 今回はスティーブ・オーデカーク監督・主演の「クン・パオ!燃えよ鉄拳」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 家族の敵を討つために旅立った

 格闘家の運命を描いた本作は

 「格闘技映画の定番を不条理喜劇化する」という

 大胆極まる命題に挑んだ珍作であります。

 東洋流体技&喜劇技と

 西洋流映像テクノロジー&ドタバタ・コメディ精神が

 奇妙な形で融合することによって生じる化学反応は

 私に「国際化時代&CG時代ならではのドタバタ喜劇」を

 堪能する時間をもたらしました。

 (本編終了後も「悪ノリ」の手をゆるめない喜劇的精神力が

 ある種の感動を呼び起こすエネルギーとなっている点も見逃せません。)

 まさに「東西文化の交流によって生まれた」活劇コメディと

 呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 

 「過去作を徹底的に活用する」軽量映画ならではの手法と

 格闘ゲーム的感覚で作られたアクション・シーンが冴え渡る本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。