映画に感謝を捧ぐ! 「ハチェット無頼」

 映画感謝人GHMです。

 今回はセルジオ・マルチーノ監督の「ハチェット無頼」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 孤独な賞金稼ぎ「ブレイド」の壮絶な運命を描いた本作は

 「映像的残虐性&泥臭さ」に満ちあふれた西部劇であります。

 登場人物の「泥まみれ&痛めつけられぶり」に対する過剰なまでのこだわり

 正義の味方であるにもかかわらず「ホラー映画のモンスター」の

 如き性格&戦い方の持ち主として描かれた主人公

 (斧に対する異常なこだわりが時間と共に「サディスティックな快感」

 へとつながっていく感覚を覚えました。)

 軽やかでありながらどこか哀しげな音楽が一堂に会する光景は

 私に、アメリカ西部劇とは一味違う迫力と残忍さに満ちた時間をもたらしました。

 まさに「猟奇型西部劇」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 復讐西部劇の王道とイタリア的凶悪さ&大らかさが一体となることによって生まれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。