映画に感謝を捧ぐ! 「ファイナル・カウントダウン」

 映画感謝人GHMです。

 今回はドン・テイラー監督の「ファイナル・カウントダウン」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 嵐の影響によって1941年にタイムスリップした

 米海軍空母の運命を描いた本作は

 現実と理想のせめぎ合いから生まれた珍品であります。

 「1979年の米空母と1941年の日本軍との対決」を

 軍事&歴史的知識・物量・特殊効果の限りを尽くして映画化するという

 大胆極まる挑戦は

 私に「趣味人魂を糧とする映画」ならではの魅力と

 「史実をもとにした架空戦記を作ること」の難しさを体感する機会をもたらしました。

 (タイム・パラドックスへの配慮とファンタジー要素を

 バランス良く配合することによって生み出された「変化球的な幕切れ」も見逃せません。)

 まさに「マニア映画」の一形態を世に示した作品であると言えるでしょう。

 太平洋戦争に対するアメリカ人の複雑な思いと

 時間旅行SFの醍醐味が奇妙な形で融合した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。