映画に感謝を捧ぐ! 「黒い蠍 」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はエドワード・ルドウィク監督の「黒い蠍 」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 メキシコを襲う巨大サソリに立ち向かう人々の姿を描いた本作は

 特撮技法とジャンル融合映画の魅力を兼ね備えた作品であります。

 模型と効果音を巧みに操る事によって作り出されたモンスター・アクションと

 モンスター映画の王道に「都会と地方の物心的相違」を融合させたストーリーが一体となる光景は

 私に「西部劇と怪獣映画を同時鑑賞しているかのような感覚」をもたらしました。

 (不気味さとユーモアを兼ね備えた「巨大サソリ」の表情と

 「モンスター同士のデスマッチ」を堪能させてくれる点も見逃せません。)

 まさに「変化球系怪獣映画」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 CG満載の現代とは異なる「素朴な味わい」を持った特撮と

 サソリの特性を生かした「モンスター造形」が印象的な本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。