映画に感謝を捧ぐ! 「イーストウィックの魔女たち」

  映画感謝人GHMです。

 今回はジョージ・ミラー監督の「イーストウィックの魔女たち」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジョン・アップダイクの同名小説をもとにして作られた本作は

 女性パワーと皮肉な笑いに満ちた作品であります。

 ホラー色あふれる映像表現&モンスターデザイン

 ファンタジー的高揚感&神秘性に満ちあふれたJ・ウィリアムズの音楽

 「女性3人を魅了する悪魔役に怪優J・ニコルソンを据える」という奇抜なキャスティング・センス

 強大な力を持ちながらも哀愁漂う悪魔のキャラクター

 悪魔に同情したくなるほどの暴れぶりを見せるヒロインの勇姿が一堂に会する事によって

 「怪奇恐怖がドタバタコメディへと変貌していく」光景は

 私に、怪奇と笑いが紙一重の位置にいる事と女性を侮ることの危険性を

 体感する機会をもたらしました。

 

 まさに「女性映画の変異体」と呼びたくなる怪奇喜劇であると言えるでしょう。

 ホラー映画とファミリー映画の持ち味を力業で融合させることによってコメディを生み出すという

 大胆不敵な着想が光る本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。