映画に感謝を捧ぐ! 「26世紀青年」
映画感謝人GHMです。
今回はマイク・ジャッジ監督の「26世紀青年」に
感謝を捧げようと思います。
軍によって冷凍保存された男女の数奇な運命を描いた本作は
悪ノリと社会性が奇妙な形で共存する、異色のSFコメディであります。
SF映画の王道「近未来における危機と再生の物語」を
コント的な笑いと世相風刺を融合させた表現法で描くという
大胆不敵な実験は
私に「真面目にふざける」喜劇の楽しさとSF的発想の醍醐味を
同時体験する感覚をもたらしました。
まさに「ドタバタ・コメディ型教訓劇」の一形態を世に示した
作品であると言えるでしょう。
SF的小道具&CG技術に依存することなく
「暗黒の未来」を描ききった本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。