映画に感謝を捧ぐ! 「ユートピア(2003年版)」

映画感謝人GHMです。

 今回はマリア・リポル監督の「ユートピア(2003年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 予知能力を持つ青年「アドリアン」と

 仲間たちの運命を描いた本作は

 コミック・ムービーとホラーの持ち味を兼ね備えた作品であります。

 多彩な色彩とスピード感を持った映像&情緒とサスペンスムードをかき立てる音楽の数々が

 情報過多的なストーリーに神秘性と哀愁を与えていく光景は

 私に「映画が総合芸術である」事と

 「物語は加工次第でいかようにも変化していく」事を再認識する機会を

 もたらしました。

 まさに「ムード派映画」の一形態を世に示したサスペンス映画であると言えるでしょう。

 怪奇風味の中に女性的繊細さを秘めた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。