映画に感謝を捧ぐ! 「オンリー・ユー(1994年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はノーマン・ジュイソン監督の「オンリー・ユー(1994年版)」に
感謝を捧げようと思います。
幼き日に聞いた「運命の人」を信じ続ける女性と女友達の
奇妙な2人旅を描いた本作は
恋愛映画における「ムード作りの大切さ」を象徴する
教科書的な作品であります。
「浮世離れしたヒロインがもたらす珍騒動」という素材に
イタリアの風景&文化がもたらすユーモア
俳優・女優陣の喜劇的熱演
ドタバタ的でありながらもロマンティックな映像&音楽を加えることによって
「童話的な純愛映画」へと変化していく光景は
私に「物語は加工&解釈次第でいかようにも変化していく」事と
「人間の精神が持つ強さと危うさ」を体感する機会をもたらしました。
まさに「論理性を超越する精神力と倫理的疑問点を緩和する喜劇力を兼ね備えた」
恋愛喜劇であるといえるでしょう。
恋愛喜劇とイタリア旅行の魅力にあふれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。