映画に感謝を捧ぐ! 「我が家の楽園」
映画感謝人GHMです。
今回はフランク・キャプラ監督の「我が家の楽園」に
感謝を捧げようと思います。
ジョージ・S・カウフマン&モス・ハートの戯曲をもとにして作られた本作は
1930年代の映画であるにもかかわらず
「2000年代にも通じる社会的病理」を写し出した強豪作であります。
人情喜劇の仮面と家族劇の衣をまといながら
「近代資本主義」に対する皮肉の刃を放つという
大胆不敵にして巧妙なる試みは
私に「説教臭を感じさせることなくメッセージを伝える」映画的妙技と
「人情喜劇における生活感&社会性の大切さ」を体感する機会をもたらしました。
まさに「社会派おとぎ話」の称号にふさわしい作品と言えるでしょう。
F・キャプラ監督と仲間たちの人情力・社会観察力・ブラック・ユーモア力が炸裂する本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。