映画に感謝を捧ぐ! 「背徳の囁き」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマイク・フィギス監督の「背徳の囁き」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 LA警察において展開される

 悪徳警官と内務調査官の死闘を描いた本作は

 暴力と性の匂い漂う警官映画であります。

 警察内部において「静かなる心理戦」を繰り広げていた善と悪が

 闘いの深まりと共に「野性的本能」に支配されていく光景を

 犯罪劇と愛憎劇の手法を融合させながら描くという試みは

 私に「悪と闘う道を選んだ男たち」と「警官の妻となった女性」の宿命に

 思いをはせる機会をもたらしました。

 (妖しさに満ちあふれた音楽が作品の陰湿さを高めている点も見逃せません。)

 まさに「陰性対決映画界」の静かなる強豪と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 暴力・エロティシズム・サスペンス・社会派要素が一体となって

 陰鬱なる個性を放つ放つ本作と

 

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。