映画に感謝を捧ぐ! 「アリス(1990年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウディ・アレン監督の「アリス(1990年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 悩める専業主婦「アリス」の奇妙な日常を描いた本作は

 複数ジャンルの持ち味が程よく調和した女性映画であります。

 ファンタジー風味の特殊効果

 恋愛映画&ホームドラマ風味のキャラクター

 東洋と西洋の思想を融合させたかのようなストーリーが

 バランス良く配合されることによって生じる「ドラマ的化学反応」は

 私に男女関係の奥深さ・人生の物語性・日常と非日常を違和感なく融合させる妙技を

 体感する機会をもたらしました。

 (「変化球的ハッピー・エンド」でありながらも心温まる幕切れへと着地している点も見逃せません。)

 まさに「都会派童話」の強豪作と呼ぶべき作品であると言えるでしょう。

 人生と女性心理に対する観察眼・ユーモア・癒し要素・ファンタジー性が共存する本作と 

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。