映画に感謝を捧ぐ! 「怒りの山河」
映画感謝人GHMです。
感謝を捧げようと思います。
父の牧場を狙う石炭採掘業者に立ち向かう男の運命を描いた本作は
娯楽アクションの魅力を最大限に発揮した堅実作であります。
単純明快且つ反体制的なストーリー
(典型的な「勧善懲悪劇」の中に1970年代ならではの苦味を宿している点も見逃せません。)
程よいスピードと破壊力&地形効果を生かす戦術性によって
作り出されたアクション・シーン
清々しいまでに記号化されたキャラクターが一堂に会する光景は
私に「娯楽映画の伝統と1970年代精神の融合形態」を目の当たりにする機会を
もたらしました。
ある意味本作は「開拓時代の精神と近代精神のせめぎ合い」を
活劇的に描いた作品であると言えるでしょう。
大作級の予算・人員を投じることなく
大作映画に勝るとも劣らぬほどの活劇感を生み出す様が心地良い本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。