映画に感謝を捧ぐ! 「インプラント(2002年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はロバート・ハーモン監督の「インプラント(2002年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 闇に潜む「怪異」によって心身を蝕まれていく男女の運命を描いた本作は

 モンスターの知能犯ぶりと堅実さに驚かされる作品であります。

 標的となる人間を選んだ後

 「幼少期の恐怖体験」を与えることによって狂気の種子を植え付け

 成人後に間接的圧力を加えることによって精神状態を狂わせ

 最終的には武力行使によって倒すという

 段階的戦術をとるモンスターの勇姿は

 私に「人間味を持った魔物」ならではの

 恐怖と残虐性に触れる機会をもたらしました。

 まさに「戦術型ホラー映画」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 粘着的恐怖と破壊的恐怖が共存する本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。