映画に感謝を捧ぐ! 「ベビーシッター・アドベンチャー」
映画感謝人GHMです。
今回はクリス・コロンバス監督の「ベビーシッター・アドベンチャー」に
感謝を捧げようと思います。
女子高生ベビーシッターと少年少女の奇妙な一夜を描いた本作は
「ファミリー映画的サービス精神」に満ちあふれた爽快作であります。
常に「子供向けレベルのユーモアとシリアス」を維持し続けたストーリー&演出
(「ご都合主義的な状況」を正々堂々と発動させることによって
突っ込み目線を緩和するという戦略が成されているも素晴らしいです。)
絶妙のタイミングと間合いで繰り出される音楽&挿入歌
ドタバタ・コメディ調でありながらも「成長の跡」を感じさせる子役たちの名演と
彼らを取り巻く大人の俳優・女優陣の「名引き立て役ぶり」が
一堂に会する光景は
私に、派手なハイテク映像や感動誘発描写の連打からは得られない
「純粋な気持ちで映画の世界に入っていく」楽しさをもたらしてくれました。
まさに「偉大にして和やかなお子様ランチ」と形容したくなる作品であると言えるでしょう。
大胆不敵でありながらも和やかな雰囲気に包まれた主人公一行と
恐ろしくも道化的な悪役たちの勇姿が
論理性やリアリズムの枠を超えたエネルギーと快感を生み出す様が心地良い本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。