映画に感謝を捧ぐ! 「ツイステッド(2004年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はフィリップ・カウフマン監督の「ツイステッド(2004年版)」に
感謝を捧げようと思います。
忌まわしき過去と闘いながら連続殺人犯を追う
女性刑事の運命を描いた本作は
「名誉欲よりも商業欲を重視した」サスペンス映画であります。
1990年代~2000年代の映画界を席巻した
異常心理殺人・精神的外傷・どんでん返し
職場内の性差別問題をつなぎ合わせることによって生を受けたストーリー
無理の多いストーリー展開&キャラクター設定を気にすることなく
鑑賞させる事を可能にした戦術的演出法&演技
場違いなまでに格調高い音楽が一体となる光景は
私に「映画は総合芸術であると同時に時代を映す鏡である」事を
再認識する機会をもたらしました。
まさに「時代の空気」を有効活用することによって生を受けた
作品であると言えるでしょう。
時代の空気を嗅ぎとり、有効活用する商業精神と
俳優・女優陣の個性によって物語上の問題点を補う配慮が
感動誘発系映画とは異なる「感動」を呼び起こす本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。