映画に感謝を捧ぐ! 「ダーク・ディーラー」

映画感謝人GHMです。

 今回はトム・アレキサンダー&ウィン・ウィンバーグ監督の「ダーク・ディーラー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 怪現象に遭遇した男3人の運命を描いた本作は

 道徳教育の香り漂う、異色のホラー映画であります。

 軽量ホラーならではの映像表現&キャラクターを駆使して

 「教訓系短篇集」を作り出そうという大胆不敵な挑戦は

 私に「軽量ホラー映画の特性」と「寓話の伝統」が

 奇妙な形で融合する光景を体感する機会をもたらしました。

 (勧善懲悪の衣をまといながら「人生は運次第でいかようにも変化する」という

 メッセージを発する一面を宿している点も見逃せません。)

 まさに「因果応報型ホラー映画」の持つ可能性の大きさを

 世に示した作品であると言えるでしょう。

 悪趣味精神と倫理観を共存させるという離れ業に挑んだ本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。