映画に感謝を捧ぐ! 「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」

 映画感謝人GHMです。

 今回はテリー・ジョーンズテリー・ギリアム監督の「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」に

 感謝を捧げようと思います。

 「アーサー王と円卓の騎士」伝説をもとにして作られた映画の一つである本作は

 ファンタジーの世界をエネルギッシュに笑い飛ばす

 脅威のドタバタ・コメディであります。

 アーサー王と円卓の騎士伝説の名場面を

 ことごとく「小ネタ的な笑い」に変換するという発想&加工力

 一分の隙もなく「笑い所」を入れようとする貪欲さと

 論理性など気にすることなくマイペースに物語を進行させていく行動力が

 一体となる光景は

 私に「悪ノリと戦略性が一体となった笑い」の醍醐味と

 英国流ユーモア精神&ファンタジー精神の一端を満喫する機会をもたらしました。

 (馬鹿馬鹿しさ全開の内容であるにもかかわらず「知性のきらめき」を感じさせる

 作りとなっている点も見逃せません。)

 まさに「ドタバタ喜劇系おとぎ話」の歴史に輝く強豪作であると言えるでしょう。

 映像文化が生み出したあらゆる要素を「笑いの道具」として活用する喜劇人精神と

 「剣と魔法の世界」ならではの持ち味が一体となることによって生を受けた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。