映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・ビッグ・ツリー」

映画感謝人GHMです。

 今回はフェリックス・E・フェイスト監督の「ザ・ビッグ・ツリー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 1900年のウィスコンシン州で展開される土地争いを描いた本作は

 現代にも通じるメッセージと娯楽性が共存する異色の西部劇であります。

 法律と武力を駆使して展開される「資本主義と自然主義の対立」を

 娯楽映画を形成する要素の限りを尽くして描くという試みは

 私に「説教臭を感じさせることなくメッセージを伝える」醍醐味と

 「異文化交流」の光と闇に触れる機会をもたらしました。

 まさに「教訓系西部劇」の静かなる強豪作と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 後年の娯楽作・異文化交流系映画への道しるべとなった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。