映画に感謝を捧ぐ! 「SAFE/セイフ」

映画感謝人GHMです。

 今回はボアス・イェーキン監督の「SAFE/セイフ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

完全記憶能力を持つ少女を巡る争いに巻き込まれた

 元刑事の闘いを描いた本作は

 凶悪性と人間味が共存する奇妙なアクション映画であります。

 国際化社会と陰謀の時代を象徴するかのようなストーリーと

 凶暴にして軽快なアクション・シーンの連打の中にあっても

 人情とストーリー性を失うまいとする作劇精神は

 私に「アクション的爽快感」・「複雑怪奇な情勢」・「癒し要素」が

 共存可能な存在であることを証明してくれました。

 (主演男優J・ステイサムの「善とも悪ともとれる風貌」と

 「多くの兵士が命を落としているにもかかわらず

 首領格は健在」というストーリー展開を通じて

 人類史の複雑さ&無情さを写し出している点も見逃せません。)

 まさに「癒し系世界大戦」型アクション映画と呼びたくなる

 作品であると言えるでしょう。

 不運の連鎖と卓越した能力によって「生き地獄」へと突き落とされた男と少女が

 知力・体力の限りを尽くして道を切り開いていく姿に心打たれる本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。