映画に感謝を捧ぐ! 「未知との遭遇」

 映画感謝人GHMです。

 今回はスティーブン・スピルバーグ監督の「未知との遭遇」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 未知の飛行物体に魅入られた人々の運命を描いた本作は

 後年作に多大な影響を与えたエイリアン系SF映画であります。

 地球侵略SFから「侵略」を抜き取り

 宇宙への思いと国家への不信感を加えることによって誕生したストーリー

 光・音・情報管理を駆使することによって神秘性とスリルを生成する映像技

 アメリカの大地と「人種のるつぼ」という特性を生かすことによって発生するスケール感が

 一体となる光景は

 私にS・スピルバーグ監督の心中にある「小宇宙」をのぞき見る機会と

 「特撮系視覚効果&漫画的メカニック」の醍醐味を満喫する機会をもたらしました。

 (1982年の映画「E.T.」と比較することによって

 

 スピルバーグ氏の「心情の変化」を知ることが出来るという点も見逃せません。)

 本作こそ、1980年代以降のSF映画に対する「偉大なる道しるべ」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 スピルバーグ関連作の持ち味・マニア魂の光と影・1970年代の気風が

 一体となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。