映画に感謝を捧ぐ! 「さよならゲーム」
映画感謝人GHMです。
今回はロン・シェルトン監督の「さよならゲーム」に
感謝を捧げようと思います。
プロ野球チーム「ブルズ」のベテラン捕手&若手投手と
野球を崇拝する女性教師の運命を描いた本作は
絶妙のバランス感覚と野球に対する愛に満ちたであります。
「スポーツ系サクセス・ストーリー」の王道を行くストーリーに
コメディ・ロマンス・人間模様を加えることによって
「野球を通じて人生を写し出す物語」を生み出そうという試みは
私に「映画的加工術」の醍醐味と
作劇における「シリアス・ユーモアのバランス感覚を保つこと」の大切さを
体感する機会をもたらしました。
(軽快且つ上品な音楽&挿入曲が作品の味わいを高める調味料の役割を果たしている点や
「人生の奥深さとスポーツ選手の運命を象徴する」幕切れへと着地している点も見逃せません。)
まさに「直球と変化球を巧みに使いこなす」スポーツ映画であるといえるでしょう。
アメリカ野球界とスポーツマン心理の一端に触れる機会を与えてくれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。