映画に感謝を捧ぐ! 「スパイ・ハード」
映画感謝人GHMです。
今回はリック・フリードバーグ監督の「スパイ・ハード」に
感謝を捧げようと思います。
世界征服を企む秘密結社に立ち向かう
元スパイ「ディック・スティール」の活躍を描いた本作は
映画に対する知識とドタバタ喜劇に対する適応能力を鍛えてくれる
笑撃作であります。
シリアス系スパイ映画の気配を漂わせた俳優・女優陣と
スパイ活劇の王道に即したストーリー&キャラクターに
古今東西の映画を駆使した小ネタの数々と
コント風味のアクション&サスペンス場面を融合させるという
大胆不敵な試みは
私に「スパイ映画の笑いどころ」と「映画的知識の喜劇的活用法」の一端に
触れる機会をもたらしました。
(シリアスな音楽をパロディ的に活用する手法によって
作品の喜劇要素を高めている点も見逃せません。)
まさに、壮絶にして痛快な「悪ノリ型スパイ活劇」と呼びたくなる
作品であると言えるでしょう。
スパイ活劇の伝統とパロディ映画の手法が程よく混ざり合う事によって生まれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。