映画に感謝を捧ぐ! 「ドクター・モローの島(1977年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はドン・テイラー監督の「ドクター・モローの島(1977年版)」に
感謝を捧げようと思います。
H・G・ウェルズの小説「モロー博士の島」をもとにして作られた映画の
2作目となる本作は
冒険活劇と社会派要素が奇妙な形で共存するSF映画であります。
科学者と孤島という組み合わせがもたらした「危険な化学反応」の
裏に秘められた現代社会への警鐘を
娯楽映画という形で表現することを追求した演出&ストーリーは
私に「情報管理による支配」の恐怖ともろさを再認識する機会と
映画における「スケール感を抑制すること」の大切さを目の当たりにする機会を
もたらしました。
まさに「風刺系モンスター映画」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。
「科学に対する憧れと恐れがSFの源である」事を
ファンタジー&ホラー風味を交えながら示した本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。