映画に感謝を捧ぐ! 「コールド・クリーク/過去を持つ家」
映画感謝人GHMです。
今回はマイク・フィギス監督の「コールド・クリーク/過去を持つ家」に
感謝を捧げようと思います。
NYを離れ、郊外の屋敷「コールド・クリーク邸」に移り住んだ一家の
運命を描いた本作は
スタッフ陣の奮闘ぶりに心打たれるサスペンス映画であります。
土着型ミステリーの1形態に沿って進行する物語を
残酷描写・ホラー的特殊効果をほとんど用いることなく
怪奇風味漂うサスペンス映画に仕立て上げようと試みるスタッフ陣の挑戦者精神は
私に「庶民的な物語に神秘性をもたらす手法」の醍醐味と
「都会人が地方のルールに適合することの難しさ」を体感する機会をもたらしました。
まさにSF映画とは異なる形で「映画の持つハッタリ性」を示した作品であると言えるでしょう。
段階的にパワーアップしていく「嫌がらせ」と
主人公夫婦の壮絶なる凶暴化ぶりが
背徳的な好奇心を刺激する本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。