映画に感謝を捧ぐ! 「サタンクロース」
映画感謝人GHMです。
今回はデヴィッド・スタインマン監督の「サタンクロース」に
感謝を捧げようと思います。
悪のサンタがもたらした
危険なクリスマスを描いた本作は
大胆不敵な着想によって生を受けたクリスマス映画であります。
聖なるイベント「クリスマス」を形成する要素のすべてを
凶悪なユーモアセンスと暴力的特殊効果によって
笑いと恐怖の巣窟に変えてしまおうという試みは
私に、コメディ映画における「多角的発想」の重要性と
情緒やロマンスを最小限度にとどめた「スリムな作劇法」の効能を
体感する機会をもたらしました。
(主演男優B・ゴールドバーグの「肉体的説得力」と
幕切れ&後日談が放つ「漫画的ユーモア」が
作品の味わいを高めている点も見逃せません。)
まさに「残酷喜劇系クリスマス映画」の一形態を示した
作品であると言えるでしょう。
「グレムリン」・「ダイ・ハード」とは異なるユーモアと暴力性を持った
クリスマス映画を堪能させてくれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。