映画に感謝を捧ぐ! 「ライトニング(2001年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はデヴィッド・ジャンコーラ監督の「ライトニング(2001年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

  

 100年に1度の嵐にさらされた町の運命を描いた本作は

 定番要素と小技で勝負するパニック・ムービーであります。

 パニック・ムービーの方程式に沿って進行するストーリー

 ホームドラマ風味あふれるキャラクター

 手作り感あふれる特殊効果が一体となって

 段階的に危機を加速させていく光景は

 私に、人間味のあるパニック描写と王道の醍醐味が

 程よく融合する事によって生成される「素朴な味わい」を

 堪能する機会をもたらしました。

 (1980年の映画「普通の人々」の設定を拝借し

 パニック・ムービー用に加工する貪欲さを持った作品であるという点も見逃せません。)

 本作こそ「初心者向けパニック・ムービー」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 どんでん返しの連打や変化球的表現に依存しない堅実さと

 「ハッタリ感あふれる解決法」を照れることなく貫き通す

 豪快さに心癒される本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。