映画に感謝を捧ぐ! 「気まま時代」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマーク・サンドリッチ監督の「気まま時代」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 精神分析医と女性歌手の出会いがもたらした

 珍騒動を描いた本作は

 娯楽的加工の妙技とスター映画の魅力を堪能させてくれる作品であります。

 恋愛喜劇の方程式・催眠療法・心理学を強引に組み合わせることによって作られたストーリーを

 主演者F・アステア&G・ロジャースのダンス&ユーモア・軽妙なる音楽

 コント的な笑い・アクション映画的な小道具の使い方によって補強していく光景は

 私に、「見せるべきものを見せること」に全力を注ぎ込む精神

 品のある悪ノリ&王道を貫く精神の醍醐味を

 同時体験する機会をもたらしました。

 (「強引極まるハッピー・エンド」と呼びたくなるような幕切れが

 ハリウッド流ポジティブ精神を体現している点も見逃せません。)

 まさに、人々の心が「映画に対する純愛」に満ちていた時代を象徴する

 恋愛系ミュージカル映画であると言えるでしょう。

 論理性よりも「浮世離れした物語&キャラクター」を重視する

 「愛すべき気ままさ」に満ちあふれた本作と 

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。