映画に感謝を捧ぐ! 「ローヤル・フラッシュ」

映画感謝人GHMです。

 今回はリチャード・レスター監督の「ローヤル・フラッシュ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジョージ・マクドナルド・フレイザーの小説「Royal Flash」を

 彼自身の脚色で映画化した本作は

 童話的な魅力を持ったアクション・コメディであります。

 豪華絢爛な衣装&舞台・勇壮な音楽・活劇的アクション・コント的な笑いが

 絶妙のバランス感覚を保ちながら物語を進行させていく光景は

 私に「英国娯楽文化」の一端と

 冒険活劇とコメディの類似性を目の当たりにする時間をもたらしました。

 (19世紀のヨーロッパ情勢&著名人をエネルギッシュにからかう大胆さを持った

 作品である点も見逃せません。)

 まさに「痛快にして笑撃的な史劇」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 ヒーロー史上最大級の「いい加減さ」と「運の良さ」を誇る主人公の勇姿と

 007とモンティ・パイソンを融合させたかのような空気が心地良い本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。