映画に感謝を捧ぐ! 「ワールド・オブ・テロ~破滅へのカウントダウン~」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジェリー・チコリッティ監督の「ワールド・オブ・テロ~破滅へのカウントダウン~」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 1990年代後半に計画されたテロ計画を

 もとにして作られた本作は

 変化球的な視点によって作られた実話系映画であります。

 テロ組織側の視点を重視する形で「捜査官とテロとの闘い」を描いたストーリーと

 娯楽的手法と実録的手法を融合させたかのような演出法が

 一体となる光景は

 私に「物事を多角的に見る」事の重要性を再認識する機会と

 派手なアクションに依存することなく「テロの恐怖&西洋流外交+政治の暗部」を

 表現する手法に触れる機会をもたらしました。

 

 (本編には不似合いなほどの「ハッタリ感」あふれる宣伝法が

 映画業界の持つ「神秘性」の一端を示している点も見逃せません。)

 まさに「米国流テロ対策映画」を痛烈に皮肉った作品の1つであると言えるでしょう。

 エンターテインメント的軽快さと社会派的重厚感が融合することによって

 外見以上の重みを持った作品となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。