映画に感謝を捧ぐ! 「ジュニア」

映画感謝人GHMです。

 今回はアイバン・ライトマン監督の「ジュニア」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 新薬実験によって「妊娠」した男の

 運命を描いた本作は

 挑戦者精神と堅実さが共存する作品であります。

 強靱な肉体を駆使してアクション映画界の覇者となった

 A・シュワルツェネッガー氏を

 女性的なキャラクターに変換するという大胆不敵な発想を

 陽性ホームドラマ&ドタバタ要素で包み込むことによって

 人情系喜劇映画に変えてしまおうという映画的実験は

 私に「アクション俳優を喜劇的に活用する」妙技と

 「倫理的&科学的に無理のあるアイデアを貫き通す気迫」と

 「和やかな空気」が共存する感覚を

 同時体験する時間をもたらしました。

 (男女の「心理的相違点」に対する皮肉が込められた作りとなっている点も見逃せません。)

 まさに喜劇映画史上まれに見る「実験作」であると同時に

 「教科書系喜劇映画」の一形態を示した作品であると言えるでしょう。

 1988年の映画「ツインズ」の制作&監督のI・ライトマン

 主演男優A・シュワルツェネッガー&D・デビートによる

 2作目のコメディ映画となる本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。