映画に感謝を捧ぐ! 「ジーパーズ・クリーパーズ」
映画感謝人GHMです。
今回はヴィクター・サルヴァ監督の「ジーパーズ・クリーパーズ」に
感謝を捧げようと思います。
伝説の怪物「ジーパーズ・クリーパーズ」の恐怖を描いた本作は
「ホラー映画」を作ることの難しさを象徴する作品であります。
アメリカに宿る「潜在的ホラー力」・特撮的なアクション&モンスターデザイン
ホラー的残酷描写・程よい胡散臭さ持った「伝説描写&超能力者」を駆使しているにもかかわらず
「細切れ的恐怖」を糸でつないだかのような世界と化していく光景は
私に、ホラー映画における「モンスター不在のままスリルを保つこと」と
「用意した設定を有効活用すること」の難しさを
目の当たりにする機会をもたらしました。
まさに「道中劇&活劇入りホラー映画」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。
豪華な特殊効果&特殊メイク・社会派的メッセージ・サスペンス的映像技を可能とする
予算&人員に頼れない状況下の中で
地域伝承型ホラー映画を作ろうとするスタッフ陣の奮闘ぶりに心打たれる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。