映画に感謝を捧ぐ! 「キートンの空中結婚」

 映画感謝人GHMです。

 今回はバスター・キートン監督・主演の「キートンの空中結婚」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 夏の遊園地から始まった奇妙な冒険を描いた本作は

 「冒険活劇の基本ルール」を映画という形で表現した作品であります。

 ストーリーの枠に捕らわれず

 「小道具&自然を駆使したトラブルの連打」と

 「軽やかに危機を脱する主人公&ヒロイン」を

 見せることに徹し続ける直球的且つエネルギッシュな精神は

 私に、冒険のスリルを失うことなく「危機的状況とコント的な笑いを融合する」妙技を

 堪能する機会をもたらしました。

 (終幕において、邦題「空中結婚」の意味が判明するという

 サスペンス的な手法を用いている点も見逃せません。)

 まさに「遊技場系冒険活劇」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 主演男優B・キートンのクールな味わいと

 アトラクション風味漂うアクションシーンの数々が

 後年の大作系冒険映画に対する「道しるべ」となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。