映画に感謝を捧ぐ! 「コンフェッション~復讐の暗殺者~」
映画感謝人GHMです。
今回はブラッド・マーマン監督の「コンフェッション~復讐の暗殺者~」に
感謝を捧げようと思います。
殺し屋と神父が過ごす「謎めいた一夜」を描いた本作は
実験映画的手法と人間論に彩られた「殺し屋映画」であります。
殺し屋映画・宗教映画・会話劇・サスペンスを融合させたかのようなストーリーを
短篇集的な映像表現によって描くという大胆不敵な試みは
私に「登場人物の過去&未来」を想像する喜びと陰性のスリルに満ちた時間を
もたらしてくれました。
(私の予想を凌駕する手法によって「謎の答え」を提示している点や
復讐劇の定番を意地悪く加工したかのような幕切れも見逃せません。)
まさに「純文学&哲学的殺し屋映画」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。
現代社会の荒廃とDVD&BR時代を象徴するかのような空気に包まれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。