映画に感謝を捧ぐ! 「ゾルタン★星人」

映画感謝人GHMです。

 今回はダニー・レイナー監督の「ゾルタン★星人」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 失われた自動車を探し求める2人組の運命を描いた本作は

 ドタバタ喜劇的貪欲さにあふれた豪快作であります。

 映画的娯楽要素のすべてを笑い飛ばすかのような「小ネタ」の数々を

 出たとこ勝負的に並べつつ

 謎解き系SF映画としての魅力を持った作品に仕立て上げようという

 大胆不敵な挑戦は

 私に「論理性と不条理性の間に立つ」感覚と

 他作品とは異なる形態を持った「先が読めない状況」がもたらすスリルとサスペンスを

 堪能する機会をもたらしました。

 (2009年の映画「ハングオーバー」より先に

 宴の後始末を映画化した作品であるという点も見逃せません。)

 まさに、喜劇映画史上最大級のスケールを誇る「バカ騒ぎ」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 行き当たりばったり感あふれるストーリー展開と

 「情報を小出しにし、段階的にスケール感を高めていく」正統派作劇法を

 平和的共存を果たした本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。