映画に感謝を捧ぐ! 「愛は霧のかなたに」
映画感謝人GHMです。
今回はマイケル・アプテッド監督の「愛は霧のかなたに」に
感謝を捧げようと思います。
動物学者ダイアン・フォッシーの生涯を
もとにして作られた本作は
動物映画と女性映画を融合し
変化球的に加工することによって生を受けた実話系映画であります。
命の危険にさらされ、狂気に捕らわれながらも
ゴリラを絶滅から救うことに人生を捧げた女性の姿を
娯楽映画要素を総動員したかのような
演出&ストーリーを駆使して描くという試みは
私に、自然と人間が共存していくことの難しさと
「愛」という存在の裏に潜む狂気性を目の当たりにする機会をもたらしました。
(主演女優S・ウィーバーの気合入魂ぶり
俳優・女優陣に勝るとも劣らぬ「ゴリラ」の名演
人間のゴリラの交流に潜む「危険要素」から目を背けない精神が
作品の説得力&圧力を高めている点も見逃せません。)
まさに「社会派冒険活劇」の歴史に輝く強豪作であるといえるでしょう。
虚実の間に立つ邦題と
恋愛映画とは異なる形の「パワフルな純愛」が冴え渡る本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。