映画に感謝を捧ぐ! 「ゴア・ゴア・ガールズ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はハーシェル・ゴードン・ルイス監督の「ゴア・ゴア・ガールズ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ストリッパー連続殺人事件の真相に迫る

 私立探偵と女性記者の運命を描いた本作は

 映画の見せ物性と動物的本能に対する忠誠心に満ちた作品であります。

 探偵小説的なストーリー・ホラー的残酷描写・ポルノ的性描写を

 力業で融合させることによって1本の映画を生成しようという試みは

 私に、暴れ馬の如く突き進む「大衆食堂的サービス精神」を目の当たりにする時間を

 もたらしました。

 (申し訳程度の「社会派&ロマンス要素」・場違いなまでに明るい音楽

 人を食ったような幕切れが作品の悪食感を高めている点も見逃せません。)

 まさに「ハードボイルド・ホラー映画」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 胡散臭さあふれる登場人物・ゲテモノ的映像

 ハードボイルド映画の王道を行くストーリーが

 

 奇妙な形で共存する本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。