映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・コミットメンツ」

映画感謝人GHMです。

 今回はアラン・パーカー監督の「ザ・コミットメンツ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ロディ・ドイルの小説「おれたち、ザ・コミットメンツ」を

 もとにして作られた本作は

 社会性と娯楽性が絶妙のバランスで共存する青春映画であります。

 青春映画とミュージカルを融合させたかのような演出法と

 サクセス・ストーリーの王道に沿って進行しつつ

 アイルランドの文化&現実を描き出す物語が一体となる光景は

 私に「架空の存在に現実感を与える」妙技と

 

 シリアスとユーモアがバランス良く配合されたストーリーの魅力を

 同時体験する機会をもたらしました。

 (「アメリカ映画流ハッピー・エンド」とは一味違う渋い幕切れが

 人生の多面性を体現している点も見逃せません。)

 まさに「社会派MTV映画」と呼びたくなるような空気に包まれた

 作品であると言えるでしょう。

 

 娯楽要素を失うことなく「アイルランド文化&音楽業界」の一端を

 写し出した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。