映画に感謝を捧ぐ! 「ポセイドン・アドベンチャー(1972年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はロナルド・ニーム監督の「ポセイドン・アドベンチャー(1972年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

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 ポール・ギャリコの同名小説をもとにして作られた本作は

 冒険活劇のスリルと宗教映画の重みがバランス良く配合された

 脅威のパニック・ムービーであります。

 「トラブル」に至るまでの流れを丹念に写し出すことによって

 現実感を高めていく文学的手法

 (状況説明臭や違和感をほとんど感じさせることなく

 登場人物の心情・立場を表現することに成功している点も印象的です。)

 ロマンスや感傷に溺れず

 危機的状況と解決を滑らかに描いていく娯楽的技術力

 登場人物全員に「物語上の役割」を持たせることによって

 勧善懲悪化を抑制するキャラクター造形

 「上下逆転の世界」を忠実に映像化する美術的技術力

 俳優・女優陣の勇猛果敢にして人間味あふれる熱演ぶりが

 一体となる光景は

 

 私に「浮世離れした災害」をご都合主義を感じさせることなく

 映画化することが可能であるという映画的真理と

 「感動&恐怖場面」を鮮明に写しながら

 声高に強調しないことによって生じる純度の高い感動&恐怖心を

 体感する機会をもたらしました。

 (特撮技術と映像技がバランス良く配合されることによって生み出された

 「説得力のあるスペクタクル場面」や

 ハッピー・エンドでありながらも苦味を感じさせる幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「災害映画&冒険映画」史上最大級の道しるべと呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。 

 映像的インパクト&冒険活劇的高揚感を追求しながら

 社会性&人情を保ち続けた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。