映画に感謝を捧ぐ! 「エイプリルの七面鳥」
映画感謝人GHMです。
感謝を捧げようと思います。
とある一家の「感謝祭」を描いた本作は
外見以上のスケール感を秘めた家族劇であります。
約80分の中に
ホームドラマ・道中劇・喜劇・社会派を融合させた贅沢なストーリーと
娯楽的盛り上げを抑制し、ニューヨークの空気とホームビデオ的臨場感に
重きを置いた演出法が一体となる光景は
私に「家族劇」の持つ可能性の大きさ
日々の暮らしに潜む「コメディ&サスペンス要素」
感動誘発描写をほとんど行わない事によって生じる感動を
体感する機会をもたらしました。
(「王道的ハッピー・エンド」でありながらもクールな味わいを持った幕切れが
感動の純度を高めている点も見逃せません。)
まさに「クールにしてハートフルな家族劇」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。
「1日の出来事」に現代社会の光と闇を詰め込んだ本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。