映画に感謝を捧ぐ! 「マルクス兄弟 珍サーカス」
映画感謝人GHMです。
今回はエドワード・バゼル監督の「マルクス兄弟 珍サーカス」に
感謝を捧げようと思います。
サーカス団の危機を救うための奔走する
3人組の活躍を描いた本作は
ユーモラスな外見で時代を先取りした喜劇映画であります。
歌劇・陰謀劇・ロマンス・アクションを
細切れ的に網羅しながら物語を進行させるという喜劇手法を可能にした
スタッフ・キャスト陣の個性&技術力は
私に「複数のTV番組を見る感覚で映画を鑑賞する」時間をもたらしました。
(「マルクス3兄弟」の持ち芸に微妙なひねりが加えられている点や
「典型的ハッピー・エンド」でありながらも意地の悪さを感じさせる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
本作こそ「TV時代」を先取りしたドタバタ喜劇であると言えるでしょう。
王道的なストーリーを引っかき回す登場人物達の大暴れぶり&多芸ぶりが
時間と共に「スリル&快感に満ちた光景」へとつながっていく本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。