映画に感謝を捧ぐ! 「深海からの物体X」
映画感謝人GHMです。
今回はアル・パッセリ監督の「深海からの物体X」に
感謝を捧げようと思います。
夜の海を漂流中、謎の船と遭遇した
男女5人の運命を描いた本作は
恐れることなく悪趣味道を突き進むSFホラー映画界の珍品であります。
各種SF&ホラー映画の持ち味を強引に詰め合わせ
論理性など気にすることなく進行していくいくストーリー
極限までに記号化されたキャラクター&演技
素朴極まる残酷描写&お色気描写
珍妙なる音楽が一体となる光景は
私に「暴走する残酷趣味と受け狙い精神がブラック・ユーモアへと変異していく光景」を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(便乗精神あふれる邦題や
ホラー映画特有の「続編狙い的な幕切れ」へと臆することなく着地する
商業的精神力を見せる作品であるという点も見逃せません。)
まさに「エロ・グロ・ナンセンスSFホラー」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。
パロディ的&ドタバタ的な笑いと悪食的インパクトに満ちあふれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。