映画に感謝を捧ぐ! 「即席百人芸(キートンの一人百役)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はバスター・キートン&エディ・クライン監督の「即席百人芸(キートンの一人百役)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 B・キートン扮する主人公が舞台小屋で引き起こす

 珍騒動を描いた本作は

 SF&アクション映画的発想が光るサイレント喜劇であります。

 「演奏者・指揮者・観客・裏方が全員B・キートンの舞台」というSF的な状況から始まる

 B・キートン&舞台の壮絶なる七変化ぶりは

 私に「アイデア先行型映画&活劇的笑い」の醍醐味を体感する機会をもたらしました。

 (物語の突っ込み所&好敵手C・チャップリンを小ネタ的に活用している点も見逃せません。)

 まさに「コスプレショー映画&ジャンル融合映画」の幕開けを告げる作品であると言えるでしょう。

 後年の「マルコビッチの穴」などに通じる道を切り開いた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。