映画に感謝を捧ぐ! 「ローン・レンジャー(1981年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウィリアム・A・フレイカー監督の「ローン・レンジャー(1981年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジョージ・W・トレンドル&フラン・ストライカー原作のラジオドラマをもとにして

 1981年に作られた本作は

 奇妙な味わいを持った西部劇であります。

 西部劇・スパイ活劇・少年漫画・社会派作品の特性を

 融合させることによって生み出されたストーリー・キャラクター・アクション・音楽が

 軽やかに進行していく光景は

 私に勧善懲悪劇&ジャンル融合型映画の醍醐味を同時体験する機会をもたらしました。

 ユーモア&爽快感を満喫する機会をもたらしました。

 (ラジオドラマ的「状況説明」の連打と

 西部劇界の著名人を旗印的に利用するしたたかさが

 作品の味わいを高めている点も見逃せません。)

 主演男優K・スピルスベリーの「アニメ的演技」と

 バランス感覚を無視して暴走する「見せ場至上主義」と「わかりやすさの追求」によって

 ゴールデン・ラズベリー賞の歴史に輝く珍品となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。