映画に感謝を捧ぐ! 「レイクサイド」
映画感謝人GHMです。
今回はジョーダン・バーカー監督の「レイクサイド」に
感謝を捧げようと思います。
悪夢に翻弄される絵本作家の運命を描いた本作は
心理的迷宮感覚に満ちたホラー映画であります。
時間と共にパワーアップしていく怪現象と
都市伝説&サスペンス的情報によって形成された迷路をさまよいながら
論理性よりもインパクトを重視した「決着」へと着地するストーリー展開が一体となる光景は
私に「スケールが大きいとも小さいともつかない物語」に振り回される感覚と
「派手な映像とスピード感によって無理を押し通す」作劇法の難しさを
同時体験する機会をもたらしました。
(さりげなく「復讐の連鎖性」に触れている点も見逃せません。)
まさに「館系&仇討ち系ホラー」屈指のつかみ所のなさを誇る
怪作であると言えるでしょう。
「ポルターガイスト」・「ファイナル・デスティネーション」・「復讐映画」の持ち味が
奇妙な形で共存する本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。