映画に感謝を捧ぐ! 「火星から来たデビルガール」

映画感謝人GHMです。

 

 今回はデビッド・マクドナルド監督の「火星から来たデビルガール」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジョン・C・メイサーの舞台劇をもとにして作られた本作は

 侵略SF史上屈指の「珍味」を誇る作品であります。

 人情劇+逃亡サスペンス+侵略SFという足し算によって作られたストーリーと

 特撮感&コスプレ感あふれるアクション&侵略者が一体となることによって

 「和やかムード漂う地球の危機」が発生する光景は

 私に「複数娯楽の特性をバランス感覚に囚われることなく合体させる」事によって生じる

 映画的化学反応の醍醐味を堪能させてくれる機会をもたらしました。

 (「説明台詞の多用」によってSF的ムードを高めつつ

 「映像で語る」映画的精神を保ち続けている点も見逃せません。)

 まさに「庶民派侵略SF」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 悪役ヒロインの存在感&漫画的ギミックによって

 物語&演出上の「粗」を補う姿が

 時間と共に「他のSF映画とは異なる味わい」となっていく本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。