映画に感謝を捧ぐ! 「リミットレス」
映画感謝人GHMです。
感謝を捧げようと思います。
アラン・グリンの小説「ブレイン・ドラッグ」を
もとにして作られた本作は
コミック・ムービーとサスペンスの特性が融合することによって
生を受けた作品であります。
映像表現と色彩の使い分けによって「主人公の状態」を写し出す手法と
人間力&成功に対する「依存症」がもたらす悲劇をSF&サスペンス的に表現した
ストーリーが一体となる光景は
私に「欲求をコントロールすることの難しさ&重要性」と
「メッセージ性と映像テクノロジーの幸福な結婚」の1形態を同時体験する機会をもたらしました。
(主人公の「心の声」を聞かせる形式でありながら
説明過多に陥ることを抑制するバランス感覚と
脳天気なハッピー・エンドでありながらも
苦い後味を宿した幕切れとなっている見逃せません。)
まさに「コミック・ムービーの技・風刺劇の魂・SF的着想」が共存する作品であると言えるでしょう。
映画的表現法の醍醐味と
薬物依存&増幅する欲望の恐怖に彩られた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。